金融情報大手は8月3日、2021年上半期の再生可能エネルギー分野への投資額は、1,740億米ドル(約18兆円)に達したと発表した。前年同期比では1.8%増。しかし、パリ協定の目標を達成するためには、大幅に不足している。
今回のデータを発表したのは、ブルームバーグNEF(BNEF)。太陽光発電への投資額は9%増の789億米ドル。風力発電への投資額も580億米ドルあったが、中国や米国での支援制度終了での駆け込み需要のあった前年同期比では30%以上減少していた。
一方、今後の見通しでは、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスは、米国の石炭火力発電設備容量は、2015年諸島には285.6GWあったが、2020年初頭には228.9GWにまで19.9%減少。さらに2035年には136.5GWにまでにまで52.2%も減少する見通し。米電力大手はすでに2022年と2023年に各々10GW以上の廃止を決定。さらに2028年にも、大規模な廃止が予定されているという。
英国では、ビジネス・エネルギー・産業戦略省が発表した2020年の発電量で、再生可能エネルギー発電が化石燃料火力発電を史上初めて上回った。7月には、スコットランド潮力発電所建設Orbital Marine Power(Orkney)が世界最大の潮力発電所が運転を開始している。設備容量は2MW。今後15年間の稼働を予定している。
【参考】【イギリス】潮力発電Orbital Marine Power、社債発行で1億円調達。2020年中に1号発電所建設(2019年1月24日)
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