米アマゾンは7月30日、ルクセンブルクの国家データ保護委員会(CNPD)から、EU一般データ保護規則(GDPR)違反で7億4,600万ユーロ(約970億円)の課徴金を科されたことを明らかにした。米証券取引委員会に提出した法定書類の中で説明した。処分は7月16日付け。
今回の発表では、同社は詳細の違反内容を明らかにしていない。処分対象はルクセンブルク法人のアマゾン・ヨーロッパ・コア。同社側は、CNPDには決定は不当とし、不服を申し立てる考え。
GDPRに関しては、フランスの個人情報規制当局CNIL(情報処理と自由に関する国家委員会)が2019年1月、米グーグルに対し、約5,000万ユーロ(約62億円)の罰金を科しており、過去最大の課徴金額だった。今回は最高額を大幅に更新した。EU加盟国のデータ保護監督当局は2018年のGDPR導入から2020年1月12日までに、合計1.14億ユーロ(約140億円)の課徴金を科している。
【参考】【フランス】個人情報当局CNIL、GDPR違反でグーグルに62億円の罰金命令。NGOが告発(2019年1月27日)
【参考】【EU】加盟国当局、GDPR施行から違反企業に合計140億円の罰金命令。前年より増加(2020年1月25日)
【参照ページ】10-Q
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