米固体酸化物形燃料電池(SOFC)開発スタートアップのブルームエナジーは7月21日、韓国SKグループの建設子会社SKエコプラント(旧SK建設)と協働し、熱電併給システム(CHP)を韓国で導入すると発表した。設備容量は4.2GW。韓国でのCHP導入は今回が初。2021年後半から着工予定。
熱電併給システム(CHP)は、発電した電力と、発電過程で生じた熱エネルギーを同時に供給するシステム。今回採用するCHPでは、燃料電池からの電力供給過程で出る熱を回収するシステムをSKエコプラントが設計。回収した熱は、熱や温水として韓国・北坪面の「北坪面レクリエーショナル・アンド・スポーツセンター」へ供給する。韓国初の発電所規模での固体酸化物形燃料電池(SOFC)の導入となる。
ブルームエナジーのSOFC技術では、燃料の燃焼を必要とせず、燃料電池を用いた電気化学プロセスで発電する。同社はCHPを活用し、年間電力供給量3.5万MWhと熱供給量400万Mcalを供給する見込み。通常の火力発電所と比べ、二酸化炭素や大気汚染物質の削減にもつながる。
今後ブルームエナジーは、同様のCHP技術を数多くの企業に販売してく考え。
【参照ページ】BLOOM ENERGY TO POWER KOREA’S FIRST UTILITY-SCALE COMBINED HEAT AND POWER PROJECT WITH SOLID OXIDE FUEL CELLS
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