消費財世界大手米P&Gは7月20日、主力柔軟剤「レノア」で、紙製容器スタートアップPabocoの容器を2022年から導入し、西欧で商品販売すると発表した。同施策をテスト導入と位置づけ、幅広い商品でPabocoの容器を展開するための試金石と位置づける。
同社は、企業戦略「2030 Ambition」の一環として、2030年までにバージンプラスチックの使用量を50%削減することを目標として掲げている。洗濯消費財の欧州部門では、さらに高い目標を掲げ、2025年までにプラスチックの絶対量を30%削減し、2022年までに100%リサイクル可能な商品設計することにもコミットしている。また、清掃消費財製品では、2025年までにバージンプラスチックを使用しないことも表明している。
Pabocoは、すでに100%バイオ素材での紙製容器の開発に成功しており、コカ・コーラ、カールスバーグ、ロレアル等からも支持を獲得。開発された容器は、FSC認証にもこだわり、気候変動と生物多様性の双方を考慮できている。
【参考】【国際】Paboco、紙製ボトル開発で分離膜層のバイオプラ化に成功。量産体制を視野(2021年5月24日)
【参照ページ】Procter & Gamble Announces First Lenor Paper Bottle Pilot and Joins Paboco Community of Pioneer Brands
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