日本電産は7月21日、鴻海科技集団(Hon Hai Technology Group)と傘下の鴻華先進科技(Foxtron)の3社で、自動車用トラクションモータシステム、各種モータ関連製品等開発・生産・販売で合弁会社の設立を検討することで合意したと発表した。
鴻海科技集団は2020年10月、自動車市場に革命を起こすという同社のビジョン「3+3=∞」を発表。独自のEV開発プラットフォームを発表し、ソフトウェアとハードウェアを分離させた開発を可能にしたことで、EV市場に参入する企業を大幅に増やす構想を披露している。
【参考】【台湾】鴻海、2024年までに全固体電池完成。EV開発プラットフォームもリリースし市場参入加速(2020年10月26日)
日本電産は3月、Foxtronとの間でEV駆動用システム開発の戦略提携を発表。日本電産のトラクションモータシステム「E-Axle」を搭載した製品の共同開発も進めてきた。その中で、今回生産体制に入ることとなり、台湾に合弁会社を設立する検討を行うこととなった。
日本電産は、2030年にトラクションモータ1,000万台生産を目標として掲げており、今回の合弁は重要な布石となるという。
【参照ページ】Hon Hai Technology Group 及び Foxtron との合弁会社設立検討開始について
【画像】日本電産
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