独最大財団のベルテルスマン財団と持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)は7月14日、各国の国連持続可能な開発目標(SDGs)達成状況を分析したレポート「SDG Index and Dashboards Report」の2021年版を発行した。同レポートは2016年から発行しており今年で6回目。165カ国について分析した。
SDG Index 2021
- フィンランド(85.90)
- スウェーデン(85.61)
- デンマーク(84.86)
- ドイツ(82.48)
- ベルギー(82.19)
- オーストリア(82.08)
- ノルウェー(81.98)
- フランス(81.67)
- スロベニア(81.60)
- エストニア(81.58)
- オランダ(81.56)
- チェコ(81.39)
- アイルランド(80.96)
- クロアチア(80.38)
- ポーランド(80.22)
- スイス(80.10)
- 英国(79.97)
- 日本(79.85)
- スロバキア(79.57)
- スペイン(79.46)
上位3位は、多少の順位の入れ替わりはあったが、今年も北欧3カ国が独占した。その後も欧州勢が続く状況も変わらず。日本は1つ順位を落とし18位だった。日本は、2015年に経済協力開発機構(OECD)34カ国のみが対象で13位だったが、2016年以降の順位では、2016年が18位、2017年が11位、2018年が15位、2019年が15位、2020年が17位、2021年が18位と順位を落としてきている。スコアそのものは年々、改善しているものの、他国に抜き去られている状況。
日本の状況は、目標4「教育」、目標9「産業・イノベーション・インフラ」、目標16「平和と正義」では、全ターゲット達成で「グリーン」評価。一方、目標5「ジェンダー平等」、目標13「気候変動」、目標14「海洋生態系」、目標15「陸上生態系」、目標17「パートナーシップ」では、最低の「レッド」評価だった。さらに改善傾向度では、目標15「陸上生態系」では悪化していた。
(出所)SDG Index
【参照ページ】PRESS RELEASE: SUSTAINABLE DEVELOPMENT REPORT 2021
【参照ページ】SDG Index
[2022.1.21修正]
一部内容を修正した。
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