インターネット世界大手に対するプラットフォーマーへの締付け気運が世界各国で広がる中、GAFAは社会へのプラスのインパクト拡大に向け、ソーシャル分野でのアクションを打ち出してきている。
アマゾンは7月13日、2024年までに米国退役軍人と軍人の配偶者を10万人以上雇用する計画を発表した。退役軍人の再就職は、米国にとって必要なソーシャル分野の活動と認識されており、同社は軍人の配偶者のみで16,000人以上の雇用確保にも言及した。
同社にはすでに4万人以上の退役軍人が勤務。オペレーション、アレクサ、サステナビリティ、アマゾンウェブサービス(AWS)等での仕事に就いている。「Amazon Technical Apprenticeship Program」や「AWS re/Start」等のイニシアチブを通じ、クラウドコンピューティングなどの需要の高い分野で、会社が資金を提供するスキルトレーニングも提供していることを強調した。
その他の支援でも、フェローシップ、メンターシップ、軍人の配偶者サポート、派遣手当等を支給。アマゾンの社内コミュニティ「Warriors@Amazon」には、1万人以上の体液軍人や配偶者が所属しているという。
アップルは7月14日、同社が展開するカリフォルニア州でのアフォーダブル・ハウジング施策で、過去1年半で10億米ドル(約1,100億円)を投じてきたことをあらためてアピール。当初発表していた25億米ドルの資金拠出に向け着実に進捗している状況を伝えた。
【参考】【アメリカ】アップル、カリフォルニア州の住宅開発支援で25億米ドルアクション発表。住宅価格高騰に対応(2019年11月6日)
フェイスブックも7月14日、10億米ドル(約1,100億円)以上を投じ、同社SNSのフェイスブック及びインスタグラムで、クリエーター向けのコンテンツ作成課金サービスを開始することを発表。一定のマイルストーンをクリアすると、ボーナスが支払われる仕組を導入する。
フェイスブックでは、すでに導入されている招待制の「Badges and Stars Challenges」プログラムに加え、新たな招待制プログラムを開始。「インストリーム・ボーナス」では、インストリーム広告を利用している一部の動画クリエイターに、今後4ヶ月間ボーナスを支払う。「スターズ・ボーナス」では、「スターズ・チャレンジズ」プログラムを拡大し、ゲームクリエイターが今後3ヶ月間一定のマイルストーンをクリアすると、毎月ボーナスが受け取れる。秋にはクリエーター専用のサービス紹介ページも開設する。
インスタグラムでは、招待制のプログラムをすでに展開中。IGTV広告への登録や、LiveやReelsでのバッジの使用に応じてクリエイターにボーナスを支払っている。年末までにボーナスプログラムを拡大する。夏にクリエーター専用のサービス紹介ページも開設する。
【参照ページ】Amazon Pledges to Hire 100,000 U.S. Veterans and Military Spouses by 2024
【参照ページ】Apple deploys $1 billion in affordable housing support across California
【参照ページ】Investing $1 Billion in Creators
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