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【ギリシャ】カールスバーグ、醸造所の熱エネルギーで太陽熱集器を実証導入。2022年から1年間

 飲料世界大手デンマークのカールスバーグは7月12日、スウェーデンのソーラーコレクター(太陽熱集熱器)製造アブソリコンと協働し、ギリシャ・シンドスにある同社オリンピック醸造所で、ソーラーコレクターを実証導入すると発表した。2022年初頭から導入予定で、実証期間は1年間。

 同社は、2030年までに醸造所でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成を目標としており、同アクションはその一環。

 醸造所で消費するエネルギーは、電力と熱エネルギーの2つ。そのうち熱エネルギーは、エネルギー消費総量の4分の3を占めるという。同社はすでに電力消費量の3分の2は再生可能エネルギーに切り替えている一方、熱エネルギーの商用規模での再生可能エネルギー化に課題を抱えていた。

 同社は今回、アブソリコンの太陽熱温水器「T160」を採用。T160は放物面集光型の設計で、太陽光を銀鏡に反射させ、温水循環用の配管に太陽熱を集中させる仕組み。集熱板はシーメンスのトラッキングシステムを採用した可動式で、太陽の位置を追跡。日照時間の太陽光を最大限活用する。

【参照ページ】Carlsberg trials world’s most efficient solar thermal heat capture in Greece
【参照ページ】Absolicon signed for a Pilot Solar collector field with Carlsberg Group in Greece
【画像】Carlsberg

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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