国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は6月30日、銀行向けに、投資ポートフォリオと不動産でのインパクト測定ツールを発表した。同機関は2020年に銀行融資ポートフォリオのインパクト測定ツールを発表しており、これで主要なアセットクラスのインパクト測定ツールが揃った。
【参考】【国際】UNEP FI、銀行向けに融資ポートフォリオのインパクト測定ツール発表。PRB念頭に(2020年4月2日)
【参考】【国際】UNFP FI、銀行融資ポートフォリオのインパクト測定ツールで解説ガイダンス発行(2020年11月23日)
UNEP FIは、国連責任銀行原則(PRB)で投融資ポートフォリオのインパクト測定を原則として掲げたことをきっかけに整備が進んできた。今回策定された投資ポートフォリオ向けのツールは、銀行が投資を行っている場合に活用するツール。
不動産インパクト測定ツールは、UNEP FIが2018年に策定した「ポジティブ・インパクト不動産投資フレームワーク」のモデルフレームワークを基に開発された。アセット単位とファンド単位の双方で分析可能。GRESBとも互換性がある。
【参考】【国際】UNEP FI、「ポジティブ・インパクト不動産投資フレームワーク」発行。インパクト評価に重点(2019年2月15日)
UNEP FIは別途、個別企業の銘柄単位のインパクトを評価するためのインパクト測定ツール「企業インパクト測定ツール」も2020年3月に発行している。
【参照ページ】UNEP FI’S SUITE OF IMPACT ANALYSIS TOOLS NOW COVERS INVESTMENT PORTFOLIOS AND REAL ESTATE
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