フランスの検察当局は7月2日、中国・新疆ウイグル自治区でのウイグル人強制労働問題で、ファーストリテイリングのフランス法人ユニクロ・フランス、インディテックス、スケッチャーズ、SMCPのアパレル大手4社に隠蔽の疑いありとし、6月に捜査を開始したことを明らかにした。強制労働犯罪から利益を得ていた疑いがあるという。フランス政府は、人道に対する罪、大量虐殺、戦争犯罪に対処するための機関を2013年に設立している。
今回の検察当局の動きは、人権NGOが4社を相手取って提訴したことに基づくもの。訴訟したのは、シェルパ、欧州ウイグル研究所、Collectif Éthique sur l'étiquetteの3団体。根拠の一つは、オーストラリア戦略政策研究所(ASPI)が2020年に発表した報告書。フランスでは、ウイグル人女性が同4社に対し、人権侵害で訴訟を起こしていた。4社は関与を否定している。
【参考】【国際】中国ウイグルでの強制労働、各業界が対策声明発表。日本大手11社も関与可能性(2020年3月1日)
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