シンガポール食品大手オーラム・インターナショナルは6月23日、カシューナッツのサプライチェーンでサステナビリティ戦略「カシュートレイル戦略」を発表した。2030年までに、気候変動、健康、教育、ダイバーシティでの目標を設定した。
カシューの栽培農家は、多くのがアフリカとアジアの農村地域の自作農で、基礎的なサービスにアクセスできない人も多い。オーラム・インターナショナルの食料原料部門オーラム・フード・イングリーディエンツ(OFI)は過去10年間で5万人以上のカシュー農家を直接支援してきており、今回の戦略策定の礎となった。
カシュートレイル戦略は5つの2030年目標で構成されている。
- 自社で加工するカシュー100%で農家までのトレーサビリティを確保
- カシュー農家25万世帯に研修と肥料等の資材へのアクセスを確保し、生活を向上
- カシューの直接調達農家の子供たち100%を対象に、教育インフラへ投資
- カシューの直接調達農家の30%を女性
- カシューサプライチェーンでの原単位二酸化炭素排出量を50%削減
同社は、毎年進捗状況を報告する。
【参照ページ】Olam Food Ingredients announces targets to tackle poverty and scale up sustainability in global cashew supply chains
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