デンマーク金融大手ノルデア銀行は6月22日、ESG型の仕組債商品を販売する戦略を発表した。6月18日にESG基準でスクリーニングした仕組債型の上場投資信託(ETF)がナスダック・ストックホルムの仕組商品セグメントに上場された。デリバティブでのESG型ETFはナスダックの欧州市場初。
今回、仕組債商品でのESG型ETFを設定した背景には、北欧でリテール投資家からのESG投資が広がっている動きがあるという。リテール投資家は、直接投資できる債券が限られており、今回、ESGでのエクスポージャーを張れる債券を仕組債商品の形で提供していく。今後の同様の仕組商品のESG型ETFを株式と債券の双方で設定していく意向も話した。
今回上場したETFは、リテール投資家からの関心も高い「IHS Markit iTraxx MSCI ESG」をベンチマークとして活用。同インデックスや、親インデックス「IHS Markit iTraxx MSCI」は流動性の高い債券で構成されているため、仕組商品としても流動性を一定程度確保できる。同インデックスでは、「倫理基準観点でのスクリーニング」「コントラバーシー(不祥事)観点でのスクリーニング」「ESG評価基準でのスクリーニング」の3つのステップで、ESGを反映させている。
【参照ページ】Nordea Expands ESG Initiative with Cost-Efficient Structured Products
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