サステナビリティ報告スタンダードの国際策定機関GRIは6月22日、アフリカ、中南米、東南アジア、南アジアでのGRIスタンダードの普及に、スイス連邦経済省(SECO)から380万ユーロ(約5億円)の資金援助を得たと発表した。スイス連邦経済省は2012からGRIに資金拠出した共同プログラムを展開しており、今回新たに4年間のプログラムを展開することとなった。
GRIとスイス連邦経済省は、2016年から2020年まで、「競争力のある事業のための企業サステナビリティとレポーティング」プログラムを展開。対象地域は、コロンビア、ガーナ、インドネシア、ペルー、南アフリカ、ベトナムとしていた。今回発表されたプログラム「責任あるビジネスのためのサステナビリティ報告(SRRB)」は、それに後継プログラムで、活動内容は主に6つ。
- 企業、業界団体、投資家等のステークホルダー向けの研修、ワークショップ、資料提供
- GRIプロフェッショナル認定プログラムへの奨学金提供
- 政府調達等の公共部門でのESG統合に向けた政府関係者へのエンゲージメントやイベント開催
- 堅固なサステナブルファイナンス規制導で市場関係者や規制当局と協働
- 持続可能な開発問題と企業報告のストーリづくりでジャーナリストとのキャパシティ・ビルディング
- 高等教育機関でESG開示に関する講座を経営マネジメントやファイナンスに導入する支援
スイス連邦経済性は、GRIスタンダードの普及を、SDGs達成に向けた活動の一環として実施している。
【参照ページ】Swiss Government renews GRI partnership to spread sustainability reporting globally
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