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【フランス】カルフール、全食品に環境スコアをラベル表示。世界初。おむつの回収プログラムも開始

 小売世界大手仏カルフールは6月22日、同社小売店舗で販売する全食品を対象に、製品ライフサイクルアセスメント(LCA)で算出した環境スコア「Eco-score」を製品にラベル表示すると発表した。同社はこれまで、食品栄養情報アプリ開発米INNIT提供のパーソナライズ栄養スコアや、5色栄養表示等を行ってきた。今回ついに消費者の行動変容を期待し、環境スコアの表示に踏み切る。

 「Eco-score」は、仏環境エネルギー節約庁(ADEME)が食品のライフサイクルアセスメント用データベース「AGRIBALYSE」を無料で公表していることによって可能となった。AGRIBALYSEは、「気候変動」「オゾン破壊」「PM」「放射線による人体影響」「光化学オキシダントによる人体影響」「酸性化」「陸上の富栄養化」「淡水の富栄養化」「海洋の富栄養化」「土地利用」「水消費」「資源消費」「化石燃料消費」の13項目でインパクト測定できる。

 さらに、Eco-scoreでは、補足基準として、オーガニック、産地、輸送、包装・容器等も加味。最終的な環境スコアは、100点満点で示され、AからEの5段階で格付けされる。Eco-scoreの算出ロジックは、消費財情報データプロバイダーのYuka、Open Food Facts、Eco2 initiative等と協働。算出ロジックそのものも無料公開している。

 さらに同社は6月17日、消費財世界大手米P&Gのおむつ製品「パンパース」及びサーキュラーエコノミー推進TerraCycleと協働し、仏イル・ド・フランス圏のカルフール小売5店舗で、使用済み幼児おむつ回収実証プログラムを5月31日から11月末まで展開すると発表した。

 店舗では、幼児おむつのブランドは関係なく回収。回収後は、再生セルロースに還元し、プラスチック容器を製造する。パンパースでは他にも、欧州3カ国で使用済みおむつ回収スキームを展開している。

【参照ページ】CARREFOUR IS THE FIRST RETAILER TO DISPLAY THE ECO-SCORE FOR ITS CUSTOMERS ON CARREFOUR.FR
【参照ページ】PAMPERS, CARREFOUR AND TERRACYCLE TRIAL A USED NAPPY COLLECTION SCHEME IN THE ILE-DE- FRANCE REGION
【画像】Carrefour

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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