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【中国・ロシア】国際月面科学研究ステーションのロードマップ発表。2036年から月面基地運用


 
 ロシア国営ロスコスモスと、民間宇宙組織の国際宇宙航行連盟(IAF)は6月14日から18日まで、ロシア・サンクトペテルブルグで国際宇宙探査会議「GLEX 2021」を開催。その中で、ロスコスモスと、中国政府の国家航天局は6月18日、国際月面科学研究ステーション(ILRS)建設に関する「ロードマップ(バージョン1.0)」と「協力パートナーガイド(バージョン1.0)」を共同発表した。

 中国とロシアの政府は3月、「国際月面研究ステーションの共同建設に関する覚書」に署名し、月面での研究基地建設を共同で計画している。国際月面科学研究ステーションとは、月面や月軌道上で、月の探査・利用、月からの地球観測、基礎科学実験、技術検証等の科学研究活動を行うための総合的科学実験拠点のこと。中国とロシア以外の国に対してもプロジェクトへの参加を歓迎している。

 今回発表した「ロードマップ(バージョン1.0)」と「協力パートナーガイド(バージョン1.0)」は、プロジェクト参加国に対し、国際月面科学研究ステーションのコンセプトや、実験する科学領域、実施手法、協力の在り方等をまとめたもの。

 今回示されたロードマップでは、2021年から2026年までは予備調査として複数の人工衛星を打ち上げ、ILRSの立地調査等を実施。2026年から2035年まが月面でのIRLS建設期間で、2036年から運用を開始したいとしている。

【参照ページ】中俄联合发布国际月球科研站路线图和合作伙伴指南
【参照ページ】CHINA, RUSSIA LAY OUT JOINT PLANS TO EXPLORE THE MOON WHILE CHINA LAUNCHES

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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