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【日本】りそなHD、2030年までにリテール・トランジション・ファイナンス10兆円

 りそなホールディングスは6月22日、サステナビリティ長期目標を発表した。リテール部門事業でのトランジション・ファイナンスや、自社グループでのカーボンニュートラルと女性ダイバーシティを目標として掲げた。

 リテール・トランジション・ファイナンスでは、2021年度から2030年までで累計ファイナンス金額10兆円を標榜。特に自身で対策が講じられる大企業とは異なり、多様なソリューションが必要な中堅・中小企業を支える。優先テーマは、地域、少子高齢化、環境、ダイバーシティ&インクルージョンの4つ。企業向けには、自社ビジネスへの影響の把握、カーボンニュートラル社会への移行やサプライチェーン排除リスクの高まり等を踏まえた自社ESGへの対応、自社の強みや事業を通じた環境・社会課題解決への貢献に対するファイナンスを、個人向けには消費・住生活や将来への備えの分野でのファイナンスを行う。但し、再生可能エネルギー関連事業等のグリーンプロジェクト、第三者認証を伴う大企業向けファイナンスも含む。

 自社グループでのカーボンニュートラルは、スコープ1とスコープ2のみを対象とし2030年までの達成を掲げた。しかし、金融機関にとっての最大の排出量となる投融資でのスコープ3排出量に関しては、目標を定めなかった。

 女性ダイバーシティでは、2030年目標を設定。りそなホールディングスでの女性役員を30%以上、主要グループ6社での女性経営職階比率20%以上、主要グループ6社での女性ライン管理職比率40%以上とした。主要6社は、りそなホールディングス、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループ、関西みらい銀行、みなと銀行。

【参照ページ】サステナビリティ長期目標の設定について

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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