スターバックス・コーヒー・ジャパンは6月21日、日本市場でのビジネス成長に向け、人、地球環境、地域へのポジティブな貢献を追求した重点アクションを発表した。米スターバックスが2020年1月に発表した「リソース・ポジティブ」戦略の実現に向けた施策等が柱。
【参考】【アメリカ】スターバックス、「リソース・ポジティブ」事業運営を宣言。2030年環境目標も3つ設定(2020年1月27日)
リソース・ポジティブでは、まず、繰り返し使えるカップのシェアリングプログラムの実証実験を、丸の内エリアの店舗で2021年秋からスタート。使用後に参加店舗で回収、委託先で洗浄して、再度使う。また、2021年9月からフラペチーノでもFSC認証の紙を利用した紙ストローでの提供を開始する。これにより、スターバックス店舗の全製品の使い捨てストローが全て紙製に切り替わる。23品目のアイスドリンクでは、先行導入している紙製カップとストロー不要なフタ付き容器での商品提供を続ける。
続いて、8月23日からは、夜間の商品販売価格の20%値引き販売を開始。これにより食品廃棄物の約15%を占める消費期限切れ食品の削減を目指す。コーヒーの豆かすは、堆肥としてリサイクルし、人参を栽培し、キャロットケーキとして6月23日からオンラインストアで販売する。これにより豆かすのリサイクル率を今後3年間で23%から50%に上げることを目指す。
従業員向け施策では、2014年から実施してきた2つの正規雇用社員キャリア制度「グリーンエプロンアンバサダー(全国転勤あり)」と「グリーンエプロンエキスパート(全国転勤なし)」を廃止し、全国統一のキャリアパス制度に刷新し、同一賃金体系を構築する。また、2022年春からは、高校生アルバイトや、高卒新卒採用も開始。同時に社員の定年年齢も引き上げる。
【参照ページ】スターバックス日本上陸25周年 さらなる成長への重要な取り組みを発表
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