医薬品大手独メルクは6月10日、同社の全化粧品と、特殊効果顔料、化粧品成分、機能性フィラー、食品着色料として使用されているパール顔料「Candurin」でハラール認証を取得したと発表した。同社の製品はすでに800種でハラール認証を取得済みで、今回300種が追加される。顧客ダイバーシティ&インクルージョンの一環。
同社は、イスラム教徒の多い国でのハラール需要が増加しており、消費者の化粧品の原料への関心が高まっていることに着目。イスラム法に準拠した原料調達を行い、製造工程や倉庫保管、輸送等のバリューチェーン全体で厳格なガイドラインを設定した。
現在同社のドイツ・ダルムシュタットとゲルンスハイム、スペイン・モレット、米ジョージア州サバンナ、福島県小名浜工場で認証を取得済み。監査および認証は、ドイツとスペインではハラール認証団体ハラール・クオリティ・コントロール(HQC)が、米国では米イスラム食品栄養委員会(IFANCA)が、日本では日本ハラール協会(JHA)が行った。
【参照ページ】Merck receives Halal certifications for cosmetics effect and care solutions portfolio
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