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【国際】イオンとカルフール、Loopと協働でリユース容器での商品販売開始。サーキュラー化

 イオンは5月25日から、サーキュラーエコノミー推進TerraCycleの容器回収・再利用事業Loopと協働し、「イオン」「イオンスタイル」の東京都の全17店舗と神奈川、千葉各1店舗、及びネットスーパーで、消費財や食品等を繰り返し使えるリユース容器を利用した商品販売の実証を開始した。対象商品は、ショッピングプラットフォーム「Loop(ループ)」に参画するメーカー6社で計13品目。今後、2021年8月末までに関東約50店舗に拡大する予定。

 参加する商品は、P&Gの「アリエールバイオサイエンスジェルボール 」「ジョイジェルタブ」「プログライドマニュアル2B」「プログライドマニュアル替刃6B」、ロッテの「キシリトールガム ライムミント」、アース製薬の「モンダミン ペパーミント」、エステーの「消臭力クリアビーズ イオン」、ネイチャーズウェイの「ドクターブロナー Loop マジックソープ CI」「ドクターブロナー Loop マジックソープ B」「エレキュイール Loop スリーエレメントシャンプー」「エレキュイール Loop グロッシー&スムースコンディショナー」。

 使用した容器の返却は、店頭設置の返却ボックスで行う。購入時にデポジットとして徴収していた容器代がLoop公式アプリ経由で消費者に返金される。

 イオンのアクションは、サーキュラーエコノミー型の事業展開支援Loopの日本法人ループ・ジャパンとの合同企画。販売開始から約1年間、「Loop」商品の取扱いができる小売事業者は日本国内ではイオンが独占できる。

 フランスでも、小売世界大手仏カルフールが6月10日、サーキュラーエコノミー推進TerraCycleの容器回収・再利用事業Loopと協働し、フランス・モンテソン等の同社小売11店舗での返却・再利用可能な包装・容器の導入すると発表した。9月末まで実施する。

 フランスでは一人当たり平均年間プラスチック消費量が70kg。その半分は包装・容器が原因だという。Loopは同課題の解決のため、返却可能な包装・容器を開発。今回カルフールが、ハイパーマーケットで初めてLoopの返却コーナーを設置した。

 消費者は、コカ・コーラやネスレのチョカピック、Ricoré、ダノンのエビアン、バイヤスドルフのニベア等で返却可能な包装・容器を選択可能。購入時にデポジットを支払い、使用後に包装・容器をカルフールのLoop返却コーナーへ返却することで、デポジット分が返金される。返却後の包装・容器は、洗浄し再利用する。

 カルフールは、2025年までに同社製品での包装・容器廃棄物2万t削減が目標。そのうち1.5万tはプラスチック製を想定している。同社は2017年から現在までに、包装・容器廃棄物を6,154削減済み。また同社小売店舗の3分の1で、バルク販売を増やし、消費での廃棄物量削減を推進。2025年末までには、500店舗で返却・再利用可能な包装・容器を採用した製品を1,000まで拡大する。

【参照ページ】CARREFOUR: LOOP LAUNCHES IN HYPERMARKETS TO GET MORE PEOPLE TO USE RETURNABLE PACKAGING
【参考】Carrefour

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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