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【日本】JAXAとホンダ、月面での酸素、水素、電気確保で実現制検討。グリーン水素と燃料電池技術活用

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)と本田技術研究所は6月14日、月面等の宇宙天体で滞在・活動するための環境構築を目指し、酸素、水素、電気を有人拠点や移動用車両に供給するための循環型再生エネルギーシステムに関する共同研究で、実現性検討を共同で開始すると発表した。

 両者は、太陽エネルギーにより水を電気分解して酸素と水素を製造する高圧水電解システムと、酸素と水素から電気と水を発生させる燃料電池システムを組み合わせた「循環型再生エネルギーシステム」を構築することを目標としている。そこで、2020年11月、2020年度から2022年の3年間の共同研究協定を締結。本田技研工業が有する高圧水電解技術及び燃料電池技術を活用した月周回有人拠点(Gateway)及び月面での循環型再生エネルギーシステムに関する研究をしている。2021年度は、試作による評価も行いながら、実現性を検討。2022年度に計画しているシステム全体での成立検討へつなげる。

 本田技研工業は6月16日、埼玉県の狭山工場で生産している燃料電池車(FCV)「クラリティフューエルセル」と、ガソリン車の最高級セダン「レジェンド」と高級ミニバン「オデッセイ」の生産を中止することも明らかにしているが、こちらは2017年度の第2四半期決算説明会ですでに発表されていたもの。国内外で進める工場再編の一環で、2021年度中に狭山工場そのものを閉鎖することになっていた。

 本田技研工業は4月、2040年までに新車販売の電気自動車(EV)及び燃料電池自動車(FCV)比率をグローバルで100%にすると宣言済み。クラリティFCVの世界累計販売台数は1,900台のみ。今回の決定では、「クラリティフューエルセル」「レジェンド」「オデッセイ」そして「クラリティPHEV」の生産を完全に終了こととした。EVでは、米GMとの協業を進める。FCVの開発そのものは継続する。

【参考】【日本】ホンダ、2040年までにグローバルで全面EV・FCVへ転換。内燃機関と訣別へ(2021年4月24日)

【参照ページ】JAXAとHonda、循環型再生エネルギーシステムの実現性検討を開始-宇宙での生活環境構築による持続的な活動に向けて-

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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