航空世界大手米アメリカン航空は6月10日、電動垂直離着陸機(eVTOL)開発の英バーティカル・エアロスペースへの出資を発表した。出資形態は、パブリックエクイティ(PIPE)方式で2,500万米ドル(約27億円)。同時に、eVTOLの開発に成功することを条件に開発中の機体「VA-X4」250機を10億米ドル(約1,100億円)で事前注文し、さらに100機の追加購入オプションも付けた。
バーティカル・エアロスペースが開発しているeVTOLは、ヘリコプターの用に垂直に離着陸する垂直離着陸機(VTOL)の電動機版。燃料ではなく電力を動力とすることで、電力を再生可能エネルギー等で調達すれば、大幅に二酸化炭素排出量を削減することができる。
開発中のVA-X4は、パイロット以外に4人の搭乗が可能。100マイル(約160km)の範囲で、最高時速200マイル(約320km)で飛行できる。都市の中心部や空港までの短距離輸送用で、2021年後半にテスト飛行を実施し、早ければ2024年に航空機としての認可を取得する予定。
【参照ページ】American Airlines Invests in the Future of Urban Air Mobility
【画像】American Airlines
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