医薬品世界大手米ジョンソン・エンド・ジョンソンは6月4日、同社子会社ヤンセンファーマが開発したエボラ出血熱ワクチン「Zabdeno(Ad26.ZEBOV)」に関し、世界保健機関(WHO)の予防接種に関する戦略的諮問グループ(SAGE)から2回接種の使用支持勧告を受けたと発表した。これによりWHOからも認められた形となった。
【参考】【EU】ヤンセンファーマ、エボラワクチン販売承認。WHO協働でアフリカ展開も加速(2020年7月6日)
Zabdenoは、同医薬品のブースターワクチン「Mvabea(MVA-BN-Filo)」とともに、2020年7月にEU欧州医薬品庁(EMA)の医薬品委員会(CHMP)より販売承認を得た世界初のエボラワクチン。2021年4月にはWHOが事前承認を出しており、今回正式にSAGEからも使用勧告を得た。Mvabeaも、エボラ出血熱の暴露リスクのある個人に対し、アウトブレイク中と緊急時のアウトブレイク前に予防使用することでも勧告を得た。
【参照ページ】Statement on the SAGE Recommendation Regarding the Johnson & Johnson Ebola Vaccine Regimen
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