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【国際】自然資本金融推進NCFA、環境変化の経済影響分析ツール「ENCORE」の生物多様性モジュール発表

 自然資本分野の国際金融業界団体「Natural Capital Finance Alliance(NCFA)」は5月26日、環境変化が経済に与える影響を整理及び可視化したオンライン・ツール「ENCORE(Exploring Natural Capital Opportunities, Risks and Exposure)」の生物多様性モジュールをリリースした。これにより、農業と鉱業での生物多様性喪失の状況を金融機関が分析できるようになった。

【参考】【国際】自然資本金融推進NCFA、環境変化の経済影響分析ツール「ENCORE」リリース。UNEP支援(2019年1月25日)

 今回リリースされた生物多様性モジュールは、NCFAが、国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター(UNEP-WCMC)、国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)、英環境NGOグローバル・キャノピーと共同開発したもの。銀行や金融機関が、農業と鉱業での生物多様性喪失の評価できるようにすることを目的としている。特に絶滅危惧種への影響に焦点を当てた。

 生物多様性関連では、自然資本観点でのリスク・機会の情報開示を検討する自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)が6月4日に発足。ESGの観点に生物多様性が大きく入ろうとしている。ENCOREも検討材料になることが推計される。

【参考】【国際】自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)正式発足。ガイドライン策定へ。G7歓迎表明(2021年6月6日)

 NCFAは2012年、金融機関向けに自然資本考慮を宣言する「自然資本宣言(NCD)」を策定。すでに、国際金融公社(IFC)、シティグループ、スタンダードチャータード、仏預金供託金庫、ウニクレディト、ラボバンク、ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリア銀行(BBVA)MN、ナショナル・オーストラリア銀行、First Green Bank、中国の招商銀行、ケニア商業銀行、イエス・バンク、Actiam、Zevin Asset Management等が署名。日本からは、三井住友トラストホールディングス、MS&ADインシュアランスグループホールディングスが署名した。

【参照ページ】ALIGNING FINANCIAL PORTFOLIOS WITH BIODIVERSITY GOALS: DISCOVER THE NEW ADDITION TO THE ENCORE TOOL

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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