独化粧品大手バイヤスドルフは5月27日、スイスのアルミニウム缶製造ヌスバウム・マッツィンゲンと協働し、100%再生アルミニウム製のスプレー缶を導入すると発表した。2021年末から利用開始予定。同社のその他スキンケア製品についても、再生アルミニウムへの転換を進める。
ヌスバウム・マッツィンゲンは、アルミニウム製の飲料缶を地域回収し、原料として活用。再生素材需要の高まりへ対応する。中欧ではリサイクルフローも構築しにいく。また同社製造の再生アルミニウムは、複数回利用可能。ライフサイクル全体出のエネルギー消費量を最大95%削減することができる。
今回のアクションは、バイヤスドルフが2020年設定したサステナビリティ目標「CARE BEYOND SKIN」の一環。気候変動対策では、2025年までにバリューチェーン全体での二酸化炭素排出量を2018年比30%削減を目指している。
包装・容器については、サーキュラーエコノミーの実現に向け、製品パッケージングの削減、リユース、リサイクルを推進。2020年12月には、容器・包装での再生ポリマー転換でSABICとの協働を発表済み。同社主力商品「ニベア」の新たな「Naturally Good」シリーズの包装・容器で、国際持続可能性カーボン認証(ISCC)を取得したSABICの再生プラスチックを採用した。
【参考】【国際】バイヤスドルフ、容器・包装での再生ポリマー転換でSABICと協働。ニベアの新シリーズ(2021年5月14日)
【参照ページ】Sustainable Pioneering Work: Beiersdorf and Nussbaum Producing More Environmentally Friendly Aerosol Cans Using 100 percent Recycled Aluminum
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