オランダ金融大手ABNアムロは5月26日、社債の発行体の評価において、標準プロセスとしてESG評価を組み入れると発表した。ESGの評価では、ESG評価世界大手米サステイナリティクスのESGデータを活用する。債券発行体へのESG評価の投資家需要があると見立てた。
ABNアムロがサステイナリティクスのデータを活用して実施した調査によると、ESG評価と発行社債の利回りに明確な逆相関が見られたという。同社は、投資家がESGレーティングの高い発行体に対し、高いクーポンレートを設定せず、低い利回りを受け入れていると判断。リスクを重視するサステイナリティクスの評価が高いことは、社債リスクプレミアムにポジティブな影響を与えると結論づけた。
また同社の調査では、投資家の69%がESGの重要性が高まってきていると回答。31%は2020年と同程度に重要と回答していた。
【参照ページ】Sustainability performance now included in bond issuer analysis
【画像】ABN AMRO
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