アイルランド大手企業45社は5月20日、障害者や民族のダイバーシティ&エクイティ、インクルージョン(DE&I)を向上するためのコミットメント「ELEVATE誓約」にCEOの名前で署名した。社会の人口構成比が職場の人口構成比となるよう社内改革を進める。同コミットメントは、アイルランドの企業サステナビリティ推進団体Business in the Community Ireland(BITCI)が企画した。
今回のコミットメントに先立ち、BCTCIは現状調査を実施。アイルランドでは、障害者は非障害者より失業率が4.5倍高く、アフリカ系アイルランド人の失業率も6倍高かった。さらに少数民族アイリッシュ・トラベラー(ジプシー)の失業率も13倍高いことがわかった。
今回のELEVATE誓約に署名した企業は、HSBC、AVIVA、アイルランド銀行グループ、アイルランド中央銀行、アリアンツ、スカイ・アイルランド、ディアジオ・アイルランド、BT、ヴェオリア、エンタープライズ・レンタカー、DHLサプライチェーン、ダブリン・バス、アイリッシュ・セメント、マークス&スペンサー、テスコ、ハイネケン、アクセンチュア、デロイト、PwC、富士通等。
同誓約に署名した企業は、職場のダイバーシティ比率の記録とBITCIへの提出が義務化。さらに、年間の行動計画の設定も課された上で、行動のインパクトも測定しなければならない。また署名機関間での協働や、高いゴール設定も要求される。BCTCIは2022年中旬に、第1回のコミットメント企業全体の進捗状況レポートを発行する。
【参照ページ】45 of Ireland’s largest companies sign up to ELEVATE pledge to improve diversity and inclusivity in Irish workplaces
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