米人材サービスWeinreb Groupは5月17日、米上場企業の最高サステナビリティ責任者(CSO)の選任動向を分析したレポートを発表した。米国では2010年にCSOの就任が大きく盛り上がり、Weinreb Groupは2011年に初の分析レポートを発表。今回10周年を記念し、10年間のトレンドをまとめた。
今回の調査対象は、「最高サステナビリティ責任者(CSO)」という役職を設けている企業。類似の役職名は含まない。調査は、インターネットでの検索で実施した。
米国では2007年頃からCSOポジションの新設が増加し2011年までが盛り上がりの第1波の時期。その後2016年から再び盛り上がりを見せ、2020年には急増した。Weinreb Groupは、近年の高まりの背景には、投資家のESGへの関心があるとみている。
(出所)Weinreb
CSOのジェンダー比率では、2011年には女性比率が28%だったが、2021年には54%まで年々増加。しかし、非白人比率は18%にとどまっており、人種ダイバーシティは進んでいない。
CSOポジションでは、選任が48%、他のポジションとの兼任が49%、3つ以上のポジションでの兼任が3%あった。
【参照ページ】The Chief Sustainability Officer 10 Years Later The rise of ESG in the C-Suite
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