金融世界大手18社は5月21日、事業運営と投資運用の中で生物多様性へのインパクトのプラスへの転換にコミットする宣言「生物多様性のためのファイナンス協定(Finance for Biodiversity Pledge;FfB協定)」に新たに署名した。署名企業は合計55社、運用資産総額は9兆ユーロ(約1,200兆円)となった。
【参考】【国際】金融大手26社、生物多様性のインパクト測定で協定発足。測定手法策定の動きも加速(2020年9月26日)
同協定は、2024年までに実施する5つのコミットメントで構成されている。内容は、知見の共有、ESG投資ポリシーの中に生物多様性を組み入れ投資先企業にエンゲージメント、事業運営と投資運用での生物多様性インパクト測定、生物多様性観点での目標設定、生物多様性観点での情報開示。同時に具体的に実施するためのガイダンスも発表済み。
同協定は、フォルクスバンク・グループのASNバンクと、仏預金供託金庫が提唱し、EU Community of Practice on Finance and Biodiversity(CoP F@B)に積極的に参加している金融機関が賛同する形で発足。発足時は29社が署名していた。
今回新たに署名したのは、りそなアセットマネジメント、アムンディ、リーガル&ゼネラル・インベストメント・マネジメント(LGIM)、AVIVA、ストアブランド・アセット・マネジメント等。日本企業はりそなアセットマネジメントの1社のみ。
【参照ページ】18 MORE FINANCIAL INSTITUTIONS SIGN THE FINANCE FOR BIODIVERSITY PLEDGE
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