金融世界大手ドイツ銀行は5月20日、2023年までの2年間で、2,000億ユーロ(約27兆円)のサステナブルファイナンス目標を発表した。当初の予定から目標金額の達成年を2年前倒しした。
【参考】【ドイツ】ドイツ銀行、サステナブルファイナンス23兆円目標発表。DWSはETF3本をESG型に(2020年5月19日)
同社は、2021年第1四半期の時点で、710億ユーロ(約9兆円)のESG投資を含むサステナブルファイナンスを実行。早くも2,000億ユーロの達成が視野に入っていた。この金額に同社運用子会社ドイチェ・アセット・マネジメントのESG投資金額は含まれていない。
同社は今回、初めて、部門毎の目標金額を設定。プライベートバンク部門が860億ユーロ、コーポレートバンキング部門が300億ユーロ、投資銀行部門が1,050億ユーロを担当する。子会社ドイチェ・アセット・マネジメントは、別途自身のESG戦略を発表することとし、2,000億ユーロの目標には含めない。プライベート・バンキング部門は投資運用、コーポレートバンキング部門は融資、投資銀行部門は債券引受と貸付が主要な達成ツールとなる。
同社は、サステナブルファイナンスの算出に当たり、独自のESG基準を設定している。
【参照ページ】Deutsche Bank brings forward its target date for 200 billion euros of sustainable finance by two years to 2023
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