スウェーデン植物由来乳製品オートリー(Oatly)は5月20日、ADR(米国預託証券)の形式で、ナスダック・グローバル・セレクト・マーケットに上場した。初日の終値は、IPO価格を約18%上回る20.20米ドル。時価総額は133億米ドル(約1.4兆円)。
オートリーは、1993年にスウェーデンの食品科学者がスウェーデン・マルメで創業。オーツ麦を使って乳製品を生産する代替プロテインの分野で、急成長し、現在、スウェーデン、ドイツ、英国を中心に製品を供給している。2020年末の時点で、商品取扱店舗は、小売6万店舗、飲食店3.2万店舗。すでに中国にも製品販売網を築いている。製品ラインナップは、オーツミルク、アイスクリーム、コーヒー、ヨーグルト、スプレッド、カスタード等の多様な乳製品を展開している。
オートリーは、プレイベートエクイティ大手ブラックストーンが、2020年に2億米ドルで出資したことでも知られる。他にも、華潤創業(チャイナ・リソーシーズ)、スウェーデンのベンチャーキャピタルIndustrifonden、ベルギーのベンチャーキャピタルVerlinvest等も出資してきた。
【画像】Oatly
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら