Zホールディングス傘下のヤフーは5月19日、「Yahoo!ニュース コメント」の健全化を目的に導入している「深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)」を利用してコメントを評価する技術のAPIを無償提供すると発表した。すでに、「NewsPicks」「攻略大百科」「ママスタコミュニティ」の3サービスが同APIを導入したという。
今回ヤフーが無償提供するのは、同社が開発したAI技術「建設的コメント順位付けモデル」。「深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)」を活用し、「客観的で、必要であれば根拠を提示している」「新たな考え方や解決策、見識を提供する」「自分の意見を元に議論を喚起する発言」「記事に関係する珍しい経験談」の4つの観点から建設的なコメントをスコアリング。そのうえで、スコアが高いものを上位表示させている。同技術はすでに同社が複数の特許を出願中。
ヤフーは、2007年に開始した「Yahoo!ニュース」のコメントを対象に「建設的コメント順位付けモデル」を2018年から導入。Yahoo!ニュースでは、1日平均31万件以上の投稿がある現状において、誹謗中傷等の不適切な投稿を1日平均約2万件削除している。また同社は、専門チームによる人的なパトロールも同時に行っている。
【参照ページ】Yahoo!ニュース、不適切コメントへの対策として導入している 深層学習を用いた自然言語処理モデル(AI)のAPIを 「NewsPicks」、「攻略大百科」、「ママスタコミュニティ」へ無償提供開始
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