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【国際】GSKCH、2025年までに歯磨き粉チューブを100%リサイクルに転換。欧州2社と協働

 製薬大手英グラクソ・スミスクライン(GSK)の消費者向け医薬品子会社グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア(GSKCH)は5月13日、歯磨き粉チューブの密閉用ラミネートのリサイクルで、仏容器製造Albéaおよび印容器製造EPL Global(旧Essel Propack)と協働すると発表した。GSKCHの歯磨き粉ブランド「Sensodyne(日本ではシュミテクト)」「parodontax」「アクアフレッシュ」で、2025年までに歯磨き粉チューブを100%リサイクル可能なものにする。

 今回の協働では、Albéaはアルミニウム製ラミネートの、EPL Globaはプラチナ製ラミネートをGSKに供給する。両ラミネートは、米プラスチックリサイクル業者協会(APR)と欧州リサイクル推進イニシアチブRecyClassの双方からリサイクル性能審査に合格。既存のリサイクル設備でリサイクルできる。7月から欧州で販売する「Sensodyne」で導入し、その後拡大。2025年までに年間10億本の歯磨き粉チューブがリサイクル可能になる見込み。

 GSKCHは2020年10月、2030年までに二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)及び、環境ポジティブを達成すると宣言。2021年初旬には、ドイツで、従来型のプラスチックを使用せずに、ブラシ部分を竹製、柄の部分を生分解性プラスチック、紙製包装を活用した歯ブラシ「Dr. Best」も販売開始している。

 他にも、「シュミテクト」と「アクアフレッシュ」では、プラスチックを使用しない製品で、箱にセルロース由来のプラスチックでの透明窓を付け、中身が確認できるようにした。さらに現在、国際歯科連盟(FDI)のイニシアチブ「Sustainability in Dentistry」の創設メンバーとして、歯科医療業界の環境インパクト低減を進める。

【参照ページ】GSK Consumer Healthcare commits to make over a billion toothpaste tubes recyclable by 2025 as part of its ongoing sustainability journey

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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