食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニーの財団であるコカ・コーラ財団は5月7日、世界中の新型コロナウイルス感染症ワクチンの配布と、北米での環境・地域コミュニティ支援のため、総額3,500万米ドル(約38億円)の寄付を発表した。
今回の寄付額のうち、2,000万米ドル(約22億円)は、同財団の基金「Stop the Spread」を通じて実施。新型コロナウイルス感染症ワクチン配布や個人用防護具(PPE)の提供でNGOに寄付する。
同財団は、すでに2,000万米ドルのうち、660万米ドル(約7億円)の寄付を実行。リベリア、シエラレオネ、ナイジェリア、ガーナ、エスワティニ、モザンビーク、南アフリカ、タンザニアの8ヶ国に対しては、新型コロナウイルス感染症ワクチン接種のため、200万米ドル(約2億円)を支援した。インドでは、ムンバイの22地区で「United Way of Mumbai」キャンペーンを展開し、ワクチン配布や国民の認知向上キャンペーンで、360万米ドル(約4億円)を寄付。同ワクチンの国際分配スキームCOVAXにも、50万米ドル(約5,500円)を寄付した。
残り1,500万米ドル(約16億円)は、寄付先で7団体を選定した。米国ジョージア州アトランタのウェストサイドパークやイーノタ・パークのグリーン・インフラ構築支援や、チャタフーチー川保護イニシアチブRiverLandsの支援、国立公園財団への廃棄物削減、リサイクル、レジリエンス向上プロジェクトの支援、カナダの流域保全の支援等を行う。その他にも、米国、カナダ、プエルトリコでの学生向けの教育支援や、子どものウェルビーイング改善基金の支援等も進める。
【参照ページ】The Coca Cola Foundation Awards Grants Totaling $35 Million
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