国際オリンピック委員会(IOC)と欧州サッカー連盟(UEFA)は3月、大会開催時の看板や横断幕の設計・調達に関する環境フットプリント測定結果を発表した。各スポーツ大会運営者が自発的に環境基準について検討する際の参考資料としてまとめた。
同ガイドラインは、看板や横断幕等がもたらす環境フットプリントは、今日大きな課題となっていつつも、品質、環境、コストの3つの面から確立したソリューションがないと指摘。また、看板等は、ライフサイクル全体での環境フットプリントの考慮が重要となるが、フラッグ等ではエコラベル等も浸透しておらず、調達しづらいことも大きな壁となっているとした。但し、看板等は、使い捨てプラスチックの温床ともなっており、海洋プラスチック汚染の原因にもなり、対策が必要となることも合わせて伝えた。
同ドキュメントは、環境アセスメントの原則や全体コンセプトを示した上で、看板(サイネージボード)、バナー、構造物、通路シート、デコレーションフィルムの5品目について、材質毎にライフサイクルアセスメントを実施した結果を提示した。またリサイクル性能等も掲載した。
【参照ページ】ENVIRONMENTAL IMPACT EVALUATION OF BRANDING AND SIGNAGE SOLUTION FOR EVENTS : PREPARED FOR THE INTERNATIONAL OLYMPIC COMMITTEE (IOC) AND THE UNION OF EUROPEAN FOOTBALL ASSOCIATION (UEFA) / ANTHESIS
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