米パイプライン大手コロニアル・パイプラインは5月7日、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス攻撃)型のサイバー攻撃を受け、全パイプラインが一時停止状態に陥り、ITシステムにも侵入されたと発表した。
同社は、外部のサイバーセキュリティ専門家に、事態の把握と調査を依頼。当局とも連絡を取り合っている。同時に、パイプラインの再開に向けた作業も進めているが、現在もまだ復旧できていない。同社は、さらに安全面での事態悪化を懸念し、モニタリングを続けている。再開には、安全面の確認のため、連邦政府の承認が必要になる模様。
同社は、ジョージア州アルファレッタに本社をおく、米国最大のパイプライン運営企業。産油地の米テキサス州ヒューストンから大都市圏のニューヨーク大都市圏まで8,850kmのパイプラインを全部で4本管理している。1日当たり300万バレルのガソリン、ディーゼル燃料、ジェット燃料等を輸送。米東海岸の主要空港も、同社のパイプラインでジェット燃料の供給を受けている。
【参照ページ】Media Statement Update: Colonial Pipeline System Disruption
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら