投資銀行世界大手米モルガン・スタンレーは4月13日、2030年までに国連持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成に資するサステナビリティ分野に1兆米ドル(約110兆円)をファイナンスすると発表した。
今回の発表のうち、750億米ドル(約82兆円)は、低炭素ソリューション分野へのファイナンス。同社は2018年、2030年までに低炭素ソリューション分野に250億米ドルをファイナンスする目標を掲げていたが3倍にまで引き上げた。
【参考】【アメリカ】モルガン・スタンレー、2030年までに約27兆円を低炭素分野に投融資・引受(2018年4月27日)
同社は、2050年カーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットしており、投融資先企業のカーボンフットプリント算出を世界的にリードしている金融機関の一つ。
【参考】【アメリカ】モルガン・スタンレー、2050年投融資カーボンフットプリント・ゼロを宣言(2020年10月10日)
【参考】【アメリカ】モルガン・スタンレー、融資カーボンフットプリント開示を宣言。米系銀行大手で初(2020年7月27日)
【参考】【国際】モルガン・スタンレー、一般炭と北極圏での石油・ガス採掘へのファイナンス禁止(2020年4月29日)
同社の1兆米ドルのサステナビリティ分野のファイナンスは、投資銀行部門、投資運用部門、ウェルスマネジメント部門、証券部門等を通じ、同社のグループ全体で数字を追う。
【参照ページ】Morgan Stanley Announces Commitment to Mobilize $1Trillion to Support Sustainability Solutions by 2030, including $750 Billion of Low-Carbon Solutions
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