航空機製造世界大手米ボーイングは5月4日、バージニア工科大学が米バージニア州に建設する「イノベーション・キャンパス」の第1号の創立パートナーとなったと発表した。複数年で5,000万米ドル(約55億円)を同大学に寄付し、優秀な教授陣及び研究者の招聘や、学生への奨学金、幼稚園から高校までのSTEM(理系)教育プログラム基金等に活用する。
米労働統計局は、2019年から2029年までの10年間で、IT関連の雇用が53万人分増加すると予測しており、IT人材を育てるための学校教育体制整備が急務。バージニア州では、州内の11大学全体で、IT人材31,000人を過去20年間で輩出。今回のイノベーション・キャンパスは、さらにこの動きを加速させようとしている。奨学金や教育プログラムでは、特にマイノリティや低所得者層向けの支援に重点を置く。
またボーイングとしても、同キャンパスへの寄付を通じ、同大学との共同研究や、人材採用につなげる考え。今回の5,000万米ドルの寄付額は、バージニア工科大学史上、最大級の寄付。
【参照ページ】BOEING COMMITS $50 MILLION TO INNOVATION CAMPUS TO BECOME FIRST FOUNDATIONAL PARTNER
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