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【日本】バリラジャパン、パスタの容器をプラから紙へ転換。日本法人の遅れ目立つ

 パスタ世界大手イタリアのバリラの日本法人であるバリラジャパンは4月15日、2021年春からパスタのパッケージをプラスチック素材から紙素材に順次転換すると発表した。バリラは海外ではすでに紙パッケージに転換していたが、日本では転換が遅れていた。

 バリラは、2016年に「持続可能な容器・包装原則」を策定。紙素材についてはFSC認証もしくはPEFC認証を取得したものに限定する方針を決めている。そのためバリラジャパンも今回、同様の方針を発表した。但し、食品安全及び衛生面を考慮して「100%バージンパルプ」を使用するとしており、再生紙の活用には後ろ向きな姿勢を示した。

 バリラジャパンは、今回の決定により、プラスチックを年間31t削減できると強調した。バリラは海外では、紙製パッケージの一部をプラスチックにする「窓」を設けることで中身を見えるようにする容器も活用していたが、英国では2020年にプラスチックを全面廃止する決定も下している。しかし今回の日本のパッケージでは、プラスチック窓を採用した。

【参照ページ】2021年春より順次 環境に配慮した「新紙パッケージ」に変更 グローバル市場ですでに浸透、日本でもついに導入します
【参照ページ】BARILLA’S PRINCIPLES FOR SUSTAINABLE PACKAGING

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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