韓国化学大手LG化学は4月19日、国際サーキュラーエコノミー認証「国際サステナビリティ・カーボン認証プラス(ISCC+)」を韓国内として初めて取得したと発表した。ISCC+は、フィードストック型のケミカルリサイクル向けに開発された認証。
同社が今回ISCC+認証を取得したのは、高吸水性ポリマー(SAP)、ポリオレフィン(PO)、ポリカーボネート(PC)複合素材等9種類。用途は、おむつ、IT機器、家電、電気自動車(EV)部品等。ISCC+認証は、植物由来の油脂のうちリサイクルされた再生素材に対して付与される。LG化学は、料理廃油やパーム油等の廃油をフィンランドのネステから調達する。
【参考】【韓国】LG化学、ネステのバイオプラ素材活用で戦略的提携締結。原油使用量を削減(2020年11月9日)
LG化学は、ISCC+認証の取得により、今回初めて原料調達、生産、販売までのバリューチェーン全体での認証取得に成功。6月に麗水市と益山市の工場で6月から生産を開始する。同社は今回、ライフサイクルアセスメント(LCA)を実施し、環境インパクト効果を把握。これにより製品当たりの二酸化炭素排出量を50%削減できるという。
【参照ページ】LG Chem is First to Obtain ISCC+ for Eco-Friendly Bio-Balanced Products in Korea
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