飲料世界大手ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は4月22日、食品世界大手米コカ・コーラ・カンパニー、消費財世界大手英ユニリーバ、消費財世界大手米コルゲート・パーモリーブの3社が、ABインベブ主導の環境スタートアップ発掘プロジェクト「100+ Accelerator」に参画したと発表した。
同プロジェクトは2018年に発足。水スチュワードシップやサーキュラーエコノミー、持続可能な農業、気候変動の解決に取り組むスタートアップ企業を対象に、16カ国で36社を支援してきた。対象となったスタートアップ企業らは、2億米ドル(約215億円)を調達。テクノロジーを、グローバルサプライチェーンに適用するため、ハンズオン型のサポートも受ける。
【参考】【国際】ABインベブ、包装・容器でのプラ削減計画進捗発表。再生素材活用・再充填が大きく進展(2020年4月9日)
同プロジェクト実績としては、コロンビアでの醸造所の水消費量削減と省エネ技術導入や、アフリカや南米の小規模農家へのトレーサビリティや保険の提供、ブラジルでの廃棄瓶1,000t以上の回収、米国での返却可能な包装・容器の実証、中国での再生可能エネルギーを蓄電するリサイクルEVバッテリー、米国での醸造プロセスで排出される穀物を用いた栄養食品の生産、ABインベブ初の工場への太陽熱発電設備の導入等。
さらに同プロジェクトでは、環境課題と密接に関わる社会課題へも対応。次世代リーダー支援NGOワン・ヤング・ワールドや、女性起業家支援イニシアチブ「Female Founders Alliance」と協働し、多様な起業家とのネットワーク構築を進める。
【参照ページ】AB InBev 100+ Accelerator partners with The Coca-Cola Company, Colgate-Palmolive and Unilever for Sustainable Startup Innovation
【参照ページ】The Coca-Cola Company Partners With AB InBev, Unilever and Colgate Palmolive to Spur Next Generation of Sustainability Innovations
【画像】AB InBev
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