世界気象機関(WMO)は3月18日、新型コロナウイルス感染症の感染拡大と気象条件との因果関係について、論文調査を実施た初の報告書を発表した。感染拡大と気温や季節との因果関係を分析した。
同報告書によると、2020年の感染の変動は、気象要因よりも、移動制限やマスク着用等の政府介入やウイルスの突然変異の影響が大きいという。新型コロナウイルスに関しては、低温、乾燥、低紫外線の条件下で長く生存するという研究結果もあるが、直接的な感染率への影響はまだ不明。同様にインフルエンザやコロナウイルス等の呼吸器疾患ウイルスは、秋冬にピークとなるが、その根本的なメカニズムもまだ解明されていないという。
新型コロナウイルス感染症では、大気が汚染されている地域では症状が悪化するという研究もあるが、これについても直接的な因果関係の解明はまだ。今後、大気質(MAQ)との因果関係研究が重要との考えもみせた。
【参照ページ】Report examines meteorological and air quality factors and COVID-19
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