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【日本】JFEと中国電力、千葉県のガス火力発電新設計画を撤回。日本でもガス火力厳しく

 JFEホールディングスの製鉄子会社JFEスチールと中国電力は3月31日、JFEの東日本製鉄所の千葉地区内で計画していた天然ガス火力発電所建設プロジェクトを中止すると発表した。十分な事業性が見込めないと判断した。同プロジェクト用に合弁設立した「千葉パワー」を解散する。

 JFEスチールと中国電力は2018年12月、同地区の施設内で石炭火力発電所「蘇我火力発電所」を建設するプロジェクトを中止。その後、石炭火力発電に比べ、発電時の二酸化炭素排出量が少ないガス火力発電所での事業継続を検討していたが、最終的に中止となった。このことは日本のエネルギー業界とって大きな判断と言える。

【参考】【日本】中国電力とJFEスチール、蘇我火力発電所建設プロジェクトを中止。環境NGOは歓迎(2018年12月28日)

 当初計画していた蘇我火力発電所は、2024年の稼働を目指し、設備容量1,070MWだった。

 また同社のグループ会社JFEエンジニアリングは4月1日、社三井E&Sエンジニアリング子会社の三井E&S環境エンジニアリングの全株式を、2020年12月3日に締結した株式譲渡契約に基づき取得を完了。新車名は「JFE環境テクノロジー」となった。

 さらにJFEエンジニアリングは4月2日、完全子会社の新電力アーバンエナジーから、トラッキング付き非化石証書で100%再生可能エネルギー化した電力を2021年4月から鶴見地区に導入したことを発表。これにより、鶴見地区の電力使用による二酸化炭素排出量は実質ゼロとなった。

【参照ページ】天然ガス火力発電所共同開発の事業実現性検討中止について
【参照ページ】三井E&S環境エンジニアリング株式会社の株式取得完了~JFE環境テクノロジー株式会社発足~
【参照ページ】アーバンエナジー㈱がJFEエンジニアリング鶴見地区へ 「ゼロエミプラン® オンサイト型サービス」を提供開始

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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