【国際】バカルディ、主力蒸留酒ブランドの原材料10品目全てで「For Life」認証を2021年内に取得

　飲料世界大手バミューダ諸島のバカルディの蒸留酒ブランド「ボンベイ・サファイア」は3月30日、同製品の原材料10品目全てで、2021年中に、エコサートが運営している有機農業・化粧品認証「For Life認証」を取得すると発表した。今回のアクションは、2025年までに主要原料サプライヤー全てでサステナビリティ認証を取得する目標の一環。

　同認証では、企業が収穫に携わる人々のウェルビーイングの改善や、環境負荷の削減、責任ある調達慣行の促進、サプライチェーン上における地域レベルでの持続可能な開発等について、継続的なアクションを進めていることがチェックされる。

　同社はすでに8品目で、For Life認証を取得済み。具体的には、イタリアのトスカーナ地方から調達している杜松（ジュニパー）、モロッコから調達しているパクチー（コリアンダー）、スペインのレモンピール、インドネシアのジャワ地方のキューブベリー等。残りはガーナのギニアショウガと中国のスペインカンゾウの2品目。

　バカルディはその他にも、国際NGOアイセックと協働し、ガーナでの自立農業を支援。専門的なアドバイスを行う農学者の採用や、村へ清潔な水を届けるための水ポンプの設置を行った。同地では、2021年には、ボンベイ・サファイアの原料となるギニアショウガを収穫予定。

【参照ページ】BOMBAY SAPPHIRE® ON A MISSION TO BE WORLD’S MOST SUSTAINABLE GIN
【画像】Bacardi

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所