飲料世界大手デンマークのカールスバーグは3月24日、バイオ由来ポリエチレン・フラノエート(PEF) 開発に向け、オランダ化学大手アバンティウムと協働すると発表。PEF開発推進イニシアチブ「PEFerenceコンソーシアム」へも参加する。
今回のアクションは、2030年までに同社バリューチェーン全体での二酸化炭素排出量を30%削減し、醸造所でのカーボンニュートラル達成するカールスバーグの目標の一環。同社はこの他にも、再生シュリンクフィルム、グリーンラベルインク、プラスチック製マルチパック代替の缶接着技術Snap Pack等、包装・容器イノベーションを進めている。
PEFerenceコンソーシアムには、両社の他に、ネスレ傘下のネステック、ヘンケル、アルプラ、レゴ・システム、テレオス、ウォーリー、ノバ・インスティテュート、KEBONY、OMV MACHINERY、SPINVERSE等が参加している。
またアバンティウムとは、紙製ボトル開発会社Pabocoとのリサイクル可能なバイオ由来紙製ボタル開発でも協働。同アクションには、カールスバーグ、ロレアル、コカ・コーラ、ペルノ・リカール等が参画している。Pabocoは、スウェーデン紙パルプ製造大手BillerudKorsnäsとオーストリア容器製造大手Alphaが2019年に設立した合弁会社。サーキュラーエコノミーの追求の一環で、飲料や消費財向けに100%植物由来でリサイクル可能な紙製液体容器の開発を行っている。
【参考】【国際】紙製液体ボトル開発合弁企業Paboco設立。カールスバーグ、コカ・コーラ、ロレアルと協働(2019年10月15日)
【参考】【デンマーク】カールスバーグ、4年間でCO2を30%減。石炭火力から再エネへの転換が奏功(2020年2月18日)
【参考】【ハンガリー】コカ・コーラ、紙製飲料容器を試験上市。オンライン限定販売で耐久性等を検証(2021年2月17日)
【参考】【フランス】ペルノ・リカール、包装・容器のリサイクル性を向上。バイオ素材への転換も
【参照ページ】Carlsberg Group joins the PEFerence consortium and deepens collaboration with Avantium
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