飲料世界大手ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)は3月18日、同社ビールブランド「コロナ」の6パック包装で、大麦藁を原料の一部としたバイオマス繊維を採用すると発表した。まずはコロンビアでのビール1万個を対象に試験展開する。2021年後半には、アルゼンチンへも拡大予定。
同パック包装は、同社グローバル・イノベーション&テクノロジー・センター(GITEC)が3年間をかけ開発した技術。原料には、農家での収穫時に廃棄された大麦藁を活用する。まず大麦藁を紙繊維に変換。従来のバージン木質繊維と比べ、水消費量を90%削減でき、エネルギー消費量や有害化学物質使用料も削減できる。
また、この紙繊維に加え、100%再生木質繊維も活用。両者を組み合わせることで、従来通りの耐久性を維持しつつ、サーキュラーエコノミー化を進める。コロナでは、将来的にサプライチェーンからのバージン木材と原料の使用を停止を目指しており、今回アクションもその一環。
【参照ページ】Corona reinvents sustainable packaging by launching beer pack made using barley
【画像】AB InBev
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