野村総合研究所は3月15日、サステナビリティ・リンク・ボンドを50億円発行すると発表した。事前に設定したSPT(サステナビリティ目標)を達成すると早期償還が可能となるコールオプションを付ける。サステナビリティ・リンク・ボンドでは、達成時の優遇条件設定では金利を変動させることが一般的だが、早期償還条項を採用したのは今回が世界初。
同社債は、年限12年。利率は、当初10年6ヶ月と、最後の1年6ヶ月で個別に設定するステップアップ方式。SPTとしては、2030年度に二酸化炭素排出量をスコープ1とスコープ2で2013年度比72%減、及び2030年度のデータセンターでの再生可能エネルギー比率70%。
アレンジャーは野村證券。共同引受主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券。外部保証は、V.E(旧Vigeo Eiris)と格付投資情報センター(R&I)。
【参照ページ】株式会社野村総合研究所 サステナビリティ・リンク・ボンド
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