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【日本】日本コカ・コーラ、再生PET活用拡大。2030年バージンプラ使用量ゼロ。原液輸送容器でも

 日本コカ・コーラと、全国5社のボトリング会社等で構成されるコカ・コーラシステムは3月3日、国内の清涼飲料事業における2020年のPETボトル容器のリサイクルPET樹脂使用率が28%となり、前年比7ポイント増加したと発表した。ボトリング5社は、コカ・コーラ・ボトラーズジャパン、北海道コカ・コーラボトリング、みちのくコカ・コーラボトリング、北陸コカ・コーラボトリング、沖縄コカ・コーラボトリング。

 米コカ・コーラ・カンパニーは、2013年からサステナビリティ観点での中期目標を設定しており、現在は、「水の還元」「糖分の削減、商品ポートフォリオ変革」「持続可能な包装・容器」「気候変動と持続可能な農業」「女性強化」の5つを中核テーマに定めている。

【参考】【アメリカ】コカ・コーラ、サステナビリティ中核5分野の進捗状況を報告。水、減糖、プラ削減、気候変動、女性(2020年11月20日)

 日本のコカ・コーラシステムでも、2018年1月に「容器の2030年ビジョン」を発表。2019年7月には目標を改定し、2022年までにリサイクルPET樹脂使用率50%、2030年までにPETボトルへの新たな石油由来原料の使用をゼロとすること等を目指している。2020年は「い·ろ·は·す 天然水 100%リサイクルペットボトル」、「い·ろ·は·す 天然水 ラベルレス」で100%リサイクルしたペットボトルを導入。これらが奏功し、バージンプラスチックの使用量を大幅に削減することができたという。

 今回の発表では、プラスチック循環型社会の実現に向けた啓発活動の一環として、コカ・コーラシステムは2021年2月下旬から、順次、全てのリサイクル可能な製品パッケージに共通の「リサイクルしてね」ロゴを導入。消費者へのコミュニケーションを強化している。特に、リサイクルPET樹脂を100%使用した容器のラベルには「100%リサイクルペット」の表示をあわせて記載することで、可視化を強化した。

 また、製品の原液等を製造する日本コカ・コーラの守山工場(滋賀県)でも、2021年1月から、製品の原液輸送時に使用する容器をリサイクルPET樹脂に切り替えた。これにより、バージンプラスチックの資料量を年間51t削減、二酸化炭素排出量を約27t削減。現役輸送での再生PET活用は、世界のコカ・コーラ・グループ全体で初。

 日本のコカ・コーラシステムは、引き続き、グローバルビジョン「World Without Waste(廃棄物ゼロ社会)」に基づき、「設計」「回収」「パートナー」の3つを柱とし、日本国内におけるプラスチック資源の循環利用を促進する。

【参照ページ】コカ·コーラシステム、「ボトルtoボトル」を推進 2020年のリサイクルPET樹脂使用率が28%に循環型社会へのさらなる貢献を目指し「リサイクルしてね」ロゴを順次導入

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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