化学世界大手独BASFは3月10日、天然界面活性剤製造アライド・カーボン・ソリューションズ(ACS)と英発酵技術開発Holifermとパートナーシップを締結。パーソナルケア、ホームケア、工業用の糖脂質バイオ界面活性剤供給を強化すると発表した。
アライド・カーボン・ソリューションズは、天然界面活性剤の開発、生産を行う日本企業。非食用油脂を使用した世界初の天然界面活性剤開発に成功している。BASFは、単一の筆頭株主として同社の株式を取得。今回両社は、糖脂質の一種「ソホロ脂質」の独占的技術協力と製品開発で協働し、生分解性の成分や活性物質に対する需要に応える。
両社は2020年、発酵技術を活用し、糖脂質の一種、ソホロ脂質を新たに開発。有害微生物の過剰増殖を抑制し、皮膚、頭皮、口腔の常在菌のバランスを調整して優れた洗浄効果を発揮する「BioToLife」をアジア市場に投入した。今後、連携を強化し、ソホロ脂質を活用した幅広い製品の開発を行う。
一方Holifermとは、パーソナルケア、ホームケアおよび工業用製品に応用可能な、ソホロ脂質以外の新規糖脂質開発で協働。持続可能な非化石燃料の発酵由来成分の開発・製造に特化した独占契約を締結した。
【参照ページ】BASF strengthens its position in bio-surfactants for Personal Care, Home Care and Industrial Formulators with two distinct partnerships
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