ESG評価世界大手オランダのサステイナリティクスは3月3日、EUのサステナブルファイナンス開示規則(SFDR)に対応するための運用会社向けツールとして、「プリンシパル・アドバース・インパクト(PAI)データ・ソリューション」データサービスの提供を開始すると発表した。
【参考】【EU】欧州監督機構、サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)のRTS最終案公表。考慮必須が13項目に減少(2021年2月8日)
PAIデータ・ソリューションは、株式、社債、国債等の発行体が、事業を通じて悪影響を与えている度合いを測定する同社独自のPAI指標を活用し、発行体ごとに情報を整理したもの。SFDRでは、運用会社に、悪影響の把握義務を課しており、コンプライアンスのためのデータをサステイナリティクスがサービスとして提供していく。
SFDRが運用会社に課している義務は、発行体のESGリスクと、サステナビリティへのネガティブ・インパクトの特定とマネジメントを実行するためのESG調査と、SFDRが設定する3段階評価システムに応じた分析、顧客への情報開示。PAIデータ・ソリューションは、SFDRが求めるESG調査を行うための便利ツールとなる。
サステイナリティクスは他にも、EUタクソノミ・ソリューションとEUベンチマーク・ソリューションの2つのデータセットについても提供している。
【参照ページ】Sustainalytics Launches its Principal Adverse Impact Data Solution
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