ESG関連データ推進の国際イニシアチブ「フューチャー・オブ・サステナブル・データ・アライアンス(FoSDA)」は2月17日、内部組織として「データ協議会(Data Council)」を発足したと発表した。FoSDAに参加していたリフィニティブの呼びかけに、S&Pグローバルとムーディーズが呼応。3社でデータ会議を運営する。
FoSDAは、2020年の世界経済フォーラム(WEF)年次総会「ダボス会議」の場で発足。加盟機関は、国連、国際金融協会(IIF)、公的通貨金融機関フォーラム(OMFIF)、グローバル証券業金融市場協会(GFMA)、アジア証券業金融市場協会(ASIFMA)、気候債券イニシアチブ(CBI)、清華大学五道口金融学院、中国の公衆環境研究センター、FinTech4Good、Everledger、Bank of Africa-BCME、Finance for Biodiversity、GoImpact、Icebreaker One。世界経済フォーラムとは協力関係にあり、2021年からはブルームバーグもパートナー組織として加わった。
データ協議会は、データプロタイバーの知見を結集し、サステナブルファイナンスに必要なデータ基盤の構築を進める。そのため、リフィニティブ、S&Pグローバル、ムーディーズのESGソリューション・グループがコアメンバーとして参加するとともに、新たな参画企業も募る。特に、サステナビリティとデジタルトランスフォーメーション(DX)の2つが、世界中の二大重要テーマになっていることを踏まえ、その包摂点となるデータをどのように進化させるかが協議のカギとなる。
データ協議会での検討内容は、グローバル規模の金融当局に共有される。
【参照ページ】Data for mobilisation of capital towards global sustainability goals: the Future of Sustainable Data Alliance (FoSDA) launches the Data Council
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